VR MODE

あるひ0円プロジェクト企画公演第0弾「埋葬は三日月の朝に口ずさむ」 あるひ0円プロジェクト企画公演第0弾「埋葬は三日月の朝に口ずさむ」

現在は販売されていません

朗読劇・演劇 [配信終了]

あるひ0円プロジェクト企画公演第0弾「埋葬は三日月の朝に口ずさむ」

あるひ0円プロジェクト

舞台や演劇をより身近な存在にし、観客にその“素晴らしさ”を知ってもらうことを目的に、チケット代0円での観賞を提案する企画「あるひ0円プロジェクト」の初公演!
2022年9月30日までの期間限定配信です。

■あらすじ
その世界には、「ライオン」と呼ばれる者たちがいた。ライオンたちはスゼジュたちの肉を食らいながら、生活をする。ライオンの王族が死ぬと、その肉体は埋葬されずに剥製にされ飾られる。

父であるケブジュ王が死に、王子ビツリスはしきたり通りに父の肉体を剥製にする準備をしていた。だがしかし、それは女王である母によって阻止された。女王は父王の亡骸を食べてしまい、そして、その罪を問われてビツリスの姉によって牢獄に入れられることとなった。

王子は混乱し、そして母の行動の理由を探るため、決して肉を食らわぬ者たちスゼジュたちの世界に旅立つことになる。彼らの世界はビツリスには心地よかった。なぜなら王子には秘密があった。ライオンの肉体を持ちながら、彼は肉を喰うことができないことに悩み続けて生きてきたのだ。

スゼジュたちは食品加工場に連れて行かれる時までの限られた時間の中を精一杯に生きていた。すべての「亡骸」が遠くライオンたちの世界で食べられてしまう彼らの死に対する考え方は王子にとって新鮮で、驚きに満ちたものだった。

彼らも大切な者のための墓は創る。弔いびとは、王子を舟にのせて墓場島に案内した。だが、彼らがそこに埋葬するのは死者の肉体ではなく、歌声だった。生前に歌声を壺の中に収め、その壺を埋葬するのだ。

■脚本・演出: 末原拓馬
■出演:橋本真一、石渡真修、藤田怜、松岡ななせ、岩佐祐樹、末原拓馬、さひがしジュンペイ、葛たか喜代、Leina Karen

For youあなたにおすすめ

Related関連作品